2010年10月01日

石綿労災認定求め、神戸港作業員の遺族が国を提訴

神戸港でアスベスト(石綿)を扱う荷物検査作業をし、9年前に肺がんで死亡した男性(当時54)の妻が28日、遺族年金の支給を認めなかった国の処分取り消しを求める訴訟を神戸地裁に起こしました。

 訴状によると、男性は1965年から34年間、神戸港で石綿の数量を確認する仕事をし、2001年7月に肺がんで亡くなりました。妻から特別遺族給付金の請求を受けた神戸東労働基準監督署は今年1月、「石綿暴露の指標となる肺内の石綿小体が1グラムあたり2552本しかなく、労災認定の基準に達しない」として不支給処分を決定していました。遺族は「石綿小体の数だけではなく、労働状況を総合的に判断して認定すべき」と主張し、代理人弁護士は、労災認定の基準の見直しを求めるということです。






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Posted by coda at 08:00│Comments(0)労働
 
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