2010年03月17日
元派遣社員の女性がセクハラをめぐり労災訴訟
派遣先の上司からセクハラを受けて精神疾患になったとして労災を申請、棄却された
北海道内の女性が、棄却処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東
京地裁で開かれました。
原告側によると、セクハラをめぐる労災の不支給処分取り消しを求める訴訟は珍しいと
されており、記者会見した女性は「代わりはいくらでもいると言われ、追い詰められた。
心身だけでなく働く環境も害された」と訴えています。
訴状などによると、女性は派遣先の上司から繰り返しセクハラを受け、精神的に不安
定となり、誘いを拒否すると、嫌がらせを受けるなどしたため退職、通院のため再就職
ができず、2007年に労災を申請したものの不認定となりました。
女性が北海道労働局へ不服を申し立て、セクハラ行為は認定されましたが棄却、労
働保険審査会に再審査を請求しました。
厚労省の精神疾患に関する労災認定基準で、心理的負荷の強度が最も高い「3」へと
修正されましたが、「発病前に相談窓口へ訴えていない」などとして棄却されています。
厚労省は05年「心理的負荷が極度の場合、その事実自体を評価する」と、職場のセク
ハラが原因で精神疾患になった場合も労災対象となると全国に通知しています。
北海道内の女性が、棄却処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が15日、東
京地裁で開かれました。
原告側によると、セクハラをめぐる労災の不支給処分取り消しを求める訴訟は珍しいと
されており、記者会見した女性は「代わりはいくらでもいると言われ、追い詰められた。
心身だけでなく働く環境も害された」と訴えています。
訴状などによると、女性は派遣先の上司から繰り返しセクハラを受け、精神的に不安
定となり、誘いを拒否すると、嫌がらせを受けるなどしたため退職、通院のため再就職
ができず、2007年に労災を申請したものの不認定となりました。
女性が北海道労働局へ不服を申し立て、セクハラ行為は認定されましたが棄却、労
働保険審査会に再審査を請求しました。
厚労省の精神疾患に関する労災認定基準で、心理的負荷の強度が最も高い「3」へと
修正されましたが、「発病前に相談窓口へ訴えていない」などとして棄却されています。
厚労省は05年「心理的負荷が極度の場合、その事実自体を評価する」と、職場のセク
ハラが原因で精神疾患になった場合も労災対象となると全国に通知しています。

Posted by coda at 08:00│Comments(0)
│労働