2009年08月22日

沖縄県の最低賃金

今日付けの新聞を見ていると、沖縄県の最低賃金が2円増の629円に引き上げられるとのこと。

特に異議が出なければ、10月18日から発効するそうです。

それにしても、時給629円というのは、厳しい数字だと実感します。
経営者の立場からすれば、致し方のない部分もあるのかもしれませんが・・・。

私も、時給635円という最低賃金と大きく変わらない時給で、長らく働いておりました。
この数字というのが、どのようなものであるか、身をもって体験してきました。

時給635円では、大まかに言って、週休1日で毎日残業4時間程度をこなしても、1ヶ月に20万円程度にしかなりません。もし、残業がほとんど発生しないとすれば、支給額は15万円を大きく割り込むような額です。社会保険にも加入すれば、手取り額は、2万円弱程度は減ります。

これで、家庭を持ち、さらに、子育てをするには、あまりに過酷な環境ではないかと感じます。
私には、子供はおりませんが・・・。

しかし、これが、沖縄の実情だとも感じます。


まともに働いて、生活できるような最低賃金・・・これを実現するにはどうすれば良いのか・・・。
629円は、とても考えさせられる数字です。









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Posted by coda at 09:01│Comments(2)雇用
この記事へのコメント
お久しぶりです。
629円…本当にこれで良いんですかね。自分も納得できません。確かに不況不況といわれ経営者側から見ればいくらでも人件費を抑えたいと考えるとは察しますが、給与が下がる事により消費経済は冷え込んでいく。まさに負のスパイラルです。
人材=人財の心を持つ企業が勝ち残っていくと信じたいです。
Posted by サイガ族 at 2009年08月23日 06:32
サイガ族さん、コメントありがとうございます。

そうですね。
人材(人財)を大事にする会社こそが、真に生き残る会社だと私も思います。
賃金を含め、働く人の扱いによって、企業の業績は大きく差がでるものだと感じます。

私も、大きなことはできないかもしれませんが、1つ1つのことに取り組んでいけたらと思います。
Posted by codacoda at 2009年08月23日 08:41
 
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