2009年05月11日

「偽装請負」での提訴

大手ゼネコン大成建設の設計部門で違法な「偽装請負」で働かされ、雇用を打ち切られた男性(40)が7日、同社を相手取り、直接の雇用関係があったことの確認と、過労で精神的障害を負った約3千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。


訴えによると、男性は97年に登録した派遣会社から設計の請負会社に派遣され、さらにこの請負会社から請負か業務委託の形で大成建設に派遣され、二重派遣の状態で働いていました。しかし、実態は、業務の指揮・命令は大成社員が行い、残業の指示・賃金の決定・出勤管理等も大成側が行っていたことから、社員としての地位確認を訴えています。


昨年11月、大成側から「派遣会社に登録しなおすか、これまでの時給制ではなく出来高払いにするか」の選択を迫られ、拒否すると雇用を打ち切られたそうです。


男性は1月、東京労働局に偽装請負について申告を行い、同局は4月に是正指導をしたと男性に言っているとのことです。






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Posted by coda at 08:00│Comments(0)雇用
 
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