2009年04月25日

育児・介護休業法改正案を閣議決定

政府は21日、育児・介護休業法改正案を閣議決定しました。これは、少子化対策の観点から、仕事と子育ての両立支援等を一層進めるため、男女ともに子育て等をしながら働き続けることができる雇用環境を整備することを目的としているとのことです。

 改正案の主な内容は、次のとおりです。
●育児期間中の短時間勤務制度の導入を義務付ける
●介護のための短期休暇制度の新設する
●生後8週間以内に父親が育休を取得した場合に特例的にその後の再取得を認める
●パパ・ママ育休プラスの創設……父母がともに育児休業を取得する場合、1歳2か月(現行1歳)までの間に、1年間育児休業を取得可能とする

 今国会に提出し、来年度中に施行を目指すとのことです。
 詳しい情報は、厚生労働省ホームページからご覧ください。







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Posted by coda at 08:40│Comments(2)雇用
この記事へのコメント
一般論としては、歓迎すべきことだと思います。

ただ、この不景気で雇用不安が広がったり、企業経営が苦しくなっている時代に、「義務化」を導入したとして、本当に育児や介護に向けた取り組みが積極的に進むのだろうかという疑問があります。中小企業は資金繰りさえおぼつかないし、労働者は給料が下がって、本業以外にもアルバイトで稼がないとやっていけない、というような切羽詰まった状態だし。

状況を見守りたいと思います。
Posted by okuuda at 2009年04月25日 09:45
okuudaさん、ありがとうございます。
そうですね。おっしゃるとおり、制度だけ導入しても、本当に定着するかは厳しいものがあると思います。
やはり、企業側も労働者側も、経済的な問題は大変大きいですよね。

「絵に描いた餅」だと意味が無いという意見もあるかもしれませんが、とりあえず、社会として、子育てを大事にする環境に向かうのは良いことかと思います。
もっと、今後、実体が伴うといいですけどね。
Posted by codacoda at 2009年04月25日 14:53
 
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