2008年12月09日

法人税の軽減税率引き下げ

現在の厳しい経済情勢をうけ、法人税の軽減税率が引き下げられる見通しとなりました。

法人税の軽減税率は、資本金1億円以下の法人企業のうち、所得が800万円までの部分に適用される税率で、現行は22%となっています。
所得800万円を超える部分や、資本金1億円超の法人企業は、税率30%となるのと比較して、税率が低くなっていることから、「軽減税率」と呼ばれています。

この、軽減税率が2年程度の期間限定の予定ではありますが、18%に引き下げられるとのことです。
中小企業の経営環境が厳しくなる中での、政府の支援策の一つであると考えられます。


これ以外にも、住宅ローンの減税や、赤字に転落した中小企業への前年度の納税額一部還付などが導入されるようです。

ここのところ、非正規雇用問題の表面化などを受けて、政府は雇用対策の予算化などの対策を打ち出しています。
今後は、雇用問題も、中小企業の経営問題も、もちろん当面の課題を改善していくことは重要ですが、長期的な観点に立った対策がさらに必要になってくるように思われます。



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Posted by coda at 21:24│Comments(0)経営
 
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