助成金の種類

coda

2009年01月14日 15:17




助成金には、主に2つあります。

1.厚生労働省の助成金(人の雇い入れに関するもの)
2.経済産業省等の助成金(研究開発等に関するもの)

助成金とは、返済の必要のない資金のことをいいます。
わかりやすくいえば、もらいきりのお金ということになります。

一般に、社会保険労務士が、扱う「助成金」は、主に人の雇い入れに関する助成金のことを指し、厚生労働省がその管轄(責任者)となります。
大ざっぱに言えば、新たに人を雇い入れる場合などに、一定の条件を満たしていている会社が申請すればもらえるお金ということになります。

しかし、厚生労働省の助成金に関してはわりとよく知られているようですが、助成金は、これだけではありません。

上で書いた、2.経済産業省等の助成金(研究開発に関するもの)があります。この助成金は、新しく将来性のある技術や商品などの開発を行う会社(個人事業主)に対し、国や地方自治体等がお金を出すというものです。


2つの助成金の特徴は以下のようになります。

(特徴)
1.厚生労働省の助成金
・雇用保険料(事業主負担分)が財源となっている
・条件は一般的には厳しい(細かい)
・条件をクリアすれば、もらえる確立が高い
・人の雇い入れに関するものがほとんどである
人を雇い入れない個人事業主はもらえない可能性が高い


2.経済産業省等の助成金
・税金が財源となっている
・新しい技術や製品・研究に関し、その将来性や創造性等が審査される
・個人事業主も対象となる場合が多い
・審査が厳しい(平均して、助成金をもらえるのは10%程度)


助成金に関して言うと、賛否両論あるのも事実ではあります。
長い目で見ると、会社の発展のためにはならない。とか
お金をもらうことに引け目を感じる。とか
だまして受け取る者がいる。とか
このような意見があるのも事実ではあります。

しかし、厚生労働省関連の助成金は、本来企業が納めている雇用保険料が財源でありますし、税金に関して言えば、もともと私たちが払っているものともいえます。

本当に大事なことは、助成金は決して目的ではなく、今後の事業を発展させ、社会に貢献・還元するためのものとして役立てることではないかと考えられます。

また、現実的には、新たに起業する者にとって、銀行等から融資してもらうのはそう簡単なことではありません。現実に資金面で苦しんでおられる中小企業主、個人事業主の方々も数多くいらっしゃることでしょう。
もらえる可能性のある助成金をもらわない手はないといえます。

そこで、このブログでも、今後、助成金(厚生労働省、経済産業省等)に関する情報をできる限りお伝えしたいと思います。

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